当院では「小児ぜんそく外来」と「乳幼児アトピー性皮膚炎外来」、「食物アレルギー外来」を設けています。
特に食物アレルギー外来では、全国的にも医院ではほとんど行われていない「食物負荷試験」を行っております。15分毎に食品を少しずつ増やして負荷して、その都度診察するので大変です。しかし患者さんのためになることに労力は惜しみたくない、そういう気持ちで取り組んでいます。
重症の卵アレルギーがあった場合、麻疹やインフルエンザのワクチン接種を希望して病院を受診しても断られることがあります。それはこれらの予防接種をすることで、ショックなど強いアレルギー症状を起こしてしまうことを心配しているのだと思います。しかし卵そのものがワクチンの中に入っている訳ではなく、かなりの確率で接種は可能です。なかなか接種が進まない方は相談して下さい。
食物アレルギーのため園・学校給食に食品除去や制限の必要なお子様のために『アレルギー食診断書』を発行しております。アレルギーの専門家の立場から、詳細な問診や検査のうえ、的確な指示書を発行いたします。是非ご相談下さい。
新潟県内でもアレルギーを持つ子供たちが増えていますので、当院では園・学校へのサポートを行いたいと思っています。詳しくは『園・学校向けアレルギーサポート』をご覧ください。
これまで勤務していた病院でも「ぜんそく教室」、「アトピー性皮膚炎・食物アレルギー教室」といった勉強会を定期的に行っていました。当院でも継続し、最新の知識を持って、病気に対しどう対処したらいいかを理解していただきたいと思っています。小さな医院でも情報発信は大切だと考えています。詳しくは『勉強会のお知らせ』をご覧ください。