昨日、ニホンザリガニが届きました。 小さい頃に捕まえて遊んでいた、ニホンザリガニと思っていたのは、アメリカザリガニの赤くなる前のものだったのかもしれません。棲息域が寒いところじゃないといけないようで、私の勘違いだったようです。 クーラー付きの水槽に入れました。直径5センチ以上ありそうなタニシも一緒に買いました。コケというか、藻が水槽内に繁殖してすごいので、除去してくれないかなと思ったのです。キレイにしてくれるといいな〜。 今週末は、県内で学会発表があります。診療が終わったら、その足で新潟市に向かいます。 今回の発表は、当院で取り組んでいることをお話しする予定です。本来、小児科なので小児について診療しているはずが、成人も診ることがあります。本音として、私なんかよりも成人のアレルギーを診療し慣れた先生に診てもらった方がいいと思っています。 日頃から思っていることなのですが、新潟県の患者さんは新潟県の医師が守るべきでしょう。アレルギーの大人は、内科や耳鼻科、皮膚科などの医師が責任を持って診て欲しいと思っています。 2年ほど前のことですが、40代の男性で、仕事に向かう最中に2回アナフィラキシーショックを起こし、出先で救急搬送された患者さんがいました。 精査を求め、当院を受診されています。2回のアナフィラキシーに共通していることと言えば、痛み止めを飲んでいるということ。ただし、その薬が異なります。 皮膚テストや思いつく検査はやってみたのですが、ハッキリしません。最終的に“負荷試験”をやるしかないと考えました。 結局、明らかな症状は見られず、原因は特定できませんでした。実は、患者さんのためと思い、そこまでやったのですが、万が一急変した場合は大変なことになったはずです。 食物負荷試験は日頃から行っていますが、食べてものを食べてアナフィラキシーを起こすまでは少し時間がかかります。それより早く症状が出やすいのがハチ毒や薬のアレルギーと言われています。 以前、CT検査のために造影剤を使った検査を受けたお子さんがアナフィラキシーショックで亡くなるという事例がありましたが、病院内で亡くなっています。 急変し、病院に辿り着く前に適切な処置が遅れて亡くなるのなら、まだ分かるのですが、医師の目の前でというのは理解しづらいと思いますが、病気のまわりが早過ぎるとこんなことが起こり得るのです。 特に成人の重症な薬のアレルギーを疑われる患者さんは、小児科で開業医の私よりももっと診るべき医師がいるのでは?という話でしょう。アレルギーの専門医として、あまり知識のない内科医や皮膚科医が診るよりは、全力を尽くしたつもりですが、今後はできれば役割分担をしたいと思っています。 キチンと責任を持って診てくれる医療機関を教えてもらってこようと思っています。ついでに大人の食物アレルギーや食物依存性運動誘発アナフィラキシーの精査はどの医療機関が得意かも知りたいと思っています。 私以外にもアレルギーにこだわりを持って診療している先生方はいるので、そういう連携を大事にしていこうと考えています。 |
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