小児科 すこやかアレルギークリニック

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ギリギリセーフ
2017/03/25
新潟は、3月に雪が降ることがあります。

降雪地では、冬にはスタッドレスタイヤを履きますが、春になると夏タイヤに替えることになります。まだ雪を心配して夏タイヤに交換していない人が多いと思いますが、気づいたら3月下旬。もうさすがに心配はないでしょう。

4月に引っ越ししますという患者さんも何人かいらっしゃいます。物悲しい一瞬です。

アレルギーは慢性疾患のため、18歳の親元を離れるまで責任を持って診るつもりでいます。それが転居により診られなくなるのは、私にとっても責任を果たせなかった申し訳なさがついてまわります。

先日、卵アレルギーの患者さんに卵焼きで負荷試験を行いました。春に転居するのですが、転居先に負荷試験をやってくれるところがないため、慌てて予約を入れたそうです。

実はこの患者さん、近所のアレルギー科を標榜する小児科で、「卵は完全除去」と指導されていた患者さんでした。半年ほど前に当院に移ってきて、「卵は食べないと前に進めない」と180度方向転換し、加工品の負荷試験を行っていました。

春に卵焼きで負荷試験をやろうと言っていた矢先の引っ越し決定でした。それで負荷試験をやったのですが、あっさりクリア!!。

お母さんの第一声は、「前の医者の完全除去というのは、何だったんだろう!?」と言うものでした。食物アレルギーは、医者の言うことの9割方はウソでしょうね。そんな気がしています。

ギリギリセーフとは、まさにこのことでしょう(笑)。

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