小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

3.375倍
2017/06/27
昨日もくたびれました。

休み明けということもあり、結構混みました。朝一番から負荷試験の患者さんを診察し、負荷試験を開始するのですが、7人入っていました。

これから普通の診療へというところで、重症な牛乳アレルギーでエピペンを処方している患者さんの親御さんから「誤食してしまったようだ。エピペンを打っていいか?。」という電話がありました。

かなり重症なお子さんなので、エピペンを打ってもらうことにしました。以前、エピペンを打つと総合病院へ搬送すると聞いていたのですが、そういうシステムでなくなったのか、当院へ来ていただくのが筋ですし、来ていただくことにしました。

診療しながら、救急車の到着を待ちます。患者さんのことを気にかけながら、診療します。幸い、母の打つタイミングが適切で、ケロッとした状態で到着しています。

「なぜ誤食を?」と思いましたが、親御さんはお菓子の原材料表示を確認して与えています。乳が入っていないと表示されていましたが、乳が入っていると疑っています。以前もお願いした、成分検査をやろうと思っています。表示が間違っていたら、報告する機関を調べて報告しないといけません。

混雑する外来をこなし、無事に負荷試験も7名終了しましたが、今度は結果に伴い、どう食べていくかを説明しなければなりません。一人当たり、結構時間がかかります。そんなこんなで、午後の診療開始の13時半を過ぎてしまいました。

ほとんど昼休みを取る間もなく、午後の診療の始まりです。午後は専門外来なので、新規で受診される患者さんも多く、20、30分掛けることも多いですね。15時を過ぎると、園帰りの子ども達が外来に集まります。夕方には定期通院している小、中学生が加わります。

昨日ですと、0歳から17歳。時々「私も診て」と親御さんのアレルギーを診療することもあります。

当院は、ありふれた小児科さんの1.5倍くらいの患者さんが受診されていると思いますが、絶対に良くしようと診療していますので、一人当たりの時間も1.5倍くらい掛けているのかなと思っています。

更に、学会活動、講演活動にも力を入れています。来月なんて全国学会の発表も含め、8件の講演が予定されており、準備に余念がありません。これまでの負荷試験の集計もしたいのですが、データ入力が1000件以上残っています(涙)。学会活動や講演活動とは無縁の開業医も多いでしょうが、やはり普通の小児科医の1.5倍くらいはやっているでしょう。

1.5×1.5×1.5=3.375倍となりますが、それくらいは頑張っているのでしょう。ゆっくりできる日はいつ来るのでしょうか?(汗)。

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