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小児科と皮膚科
2022/06/22
食物アレルギーを診る上で、アトピー性皮膚炎の対応のそれなりの腕が求められると考えています。

赤ちゃんに湿疹があると、受診するのは小児科と皮膚科だろうと思います。以前、集計した時は産んだ産科や何と内科を受診する人も一部だけいました。

小児科が一番多く、皮膚科がやや少ないという感じでした。

ただ、小児科は自分のチカラで何とかならないと皮膚科で相談するようにと言う傾向があります。もしかしたら初期の軽い湿疹を診ているのは小児科で、重めの湿疹は皮膚科が中心に診ているのかもしれません。

これだと、ある心配が頭をよぎります。

湿疹がひどいと、食物アレルギーを引き起こしてしまうのです。そうなると皮膚科では対応できませんので、皮膚科医は小児科に行って相談するようにと言うことでしょう。

行った小児科が食物負荷試験をやっている小児科ならいいのですが、現実問題としてそんな小児科はまだまだ少ないため、抗体価が高いこと、実際に症状が出たことを理由にしばらく除去と指導されてしまうと思います。

私の場合、食物アレルギーを作ってしまわないように、アトピー性皮膚炎の治療は徹底して行うようにしています。皮膚科が対応すると、食物アレルギーの心配はあまりしないと思われます。

医師は専門分野を活かして、持ちつ持たれつと言いますか、協力しているのですが、こういった連携はあまりうまく機能しているとは言えないように感じています。

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