「開業医は3年で飽きる」と言った小児科医がどんな診療をやっているのか気になります。 これが当たり前だと思っているのですが、なぜ私は15年以上やっていて飽きないのかを考えています。 重症なアレルギーの患者さんが受診されるというのもありますし、頼りにされているという緊張感とか責任感というのもありそうです。 患者さんの周囲の親御さんや園・学校関係者が当院を勧めてくれるというのもあります。最近、ようやく医師たちが口頭ですが、受診を勧めてくれるケースもあります。 あと、通常の小児科は風邪など体調を崩した時だけ受診するのかもしれませんが、アレルギーをやっていると、ぜんそくなりアトピー性皮膚炎と診断して、その後、定期的に受診される訳です。要は、常連さんが多いということになろうかと思います。 受診を飽きさせない工夫として、診察室に戦隊モノや仮面ライダー、ウルトラマン、プリキュアなどの人形や本を置いています。アンパンマン、機関車トーマス、高年齢用に恐竜の化石や弥生式土器なども置いてあります。最近、イチ押しなのがウンチくんのフィギュア。 それよりも、かわいい子ども達のために、「アレルギー」という慢性疾患をいかに攻略するかを考えていて、早期から治療に取り組んでいて、日頃から定期的に経過を診ている方が悪化させずに済むということを日々実感していることもあると思います。 |
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